わたしたちにできること
被爆の実相を知ってほしい  もう誰にも同じ思いはしてほしくない―

被爆者は、地獄のような世界に投げ込まれ、その光景を目の当たりにしてきた歴史の証言者です。亡くなった人たちに思いをはせながら、自らの被爆体験を語ります。かろうじて生きのびた戦後にも、被爆者としての苛酷な運命が待ち受けていました。

ふたたび私たちのような被爆者をつくらないで、そして核兵器をなくしてほしい、と彼らは訴えます。被爆者の思いを受け継ぐために私たちにはどんなことができるでしょうか。


【見る・読む】

❶ノーモア・ヒバクシャ会館を訪ねて展示品を見てみましょう。そしてその背後で何が起きていたかを想像してみましょう。機会があれば、広島市平和記念資料館や長崎原爆資料館を訪ねてみましょう。広島・長崎への原爆投下と原爆被害がトータルに学べます。
→展示品のページ

❷証言記録を読む
北海道被爆者協会は『被爆者の証言』をこれまでに4冊発行してきました。それぞれ購入することができます(4集のみ品切れ)。またこのホームページから代表的な証言記録を読むことができます。各地の図書館にもいくつもの証言記録があります。
→手記のページ

❸資料から学ぶ
ノーモア・ヒバクシャ会館で所蔵している資料は展示品以外にもさまざまあります。閲覧・貸出もしています。
資料
→原爆の絵ページ、蔵書・証言DVD・映画・アニメなどのリストページ


【聴く】

❶被爆者から証言を聴く
被爆者は自らの被爆体験を語る「語り部(証言)」活動を大事にしています。ノーモア・ヒバクシャ会館では被爆者から直接証言を聴くことができます。
※事前にお問い合わせください。

❷証言の動画を観る
このホームページから北海道の被爆者の代表的な証言を動画で観ることができます。 またYouTube等で全国の被爆者の証言動画を観ることができます。ノーモア・ヒバクシャ会館には他の被爆者の証言DVDもあります。
→動画証言のページ

❸被爆証言を聴く会を設ける
学校や町内会やサークルなど、少人数の集まりからでも、被爆者を囲んでお話を聞く機会をつくったり、証言DVDを上映することができます。被爆者を訪ねて話を聴くことも可能です。
※事前にご相談下さい。
はだしのゲンまつり
はだしのゲンまつり
(札幌平和委員会青年部、2014.8.3)


【話す・表現する】

❶自分の言葉で伝える
被爆者の証言を聴いたり、展示品や資料を見て感じたことを友だちや家族に話してみましょう。身近な人たちはきっと共感を示してくれます。またブログに書いたり、個人や団体のアカウントからSNSで発信することもできます。 ♯ノーモア・ヒロシマ・ナガサキ ♯ノーモア・ヒバクシャ
♯核兵器いらない ♯核兵器禁止条約 ♯NONUKES ♯被爆の実相

❷レポートや文集にまとめる
感じたことや考えたことを文章で表現してみましょう。より深い理解やあらたな気づきが得られます。それを多くの人たちに読んでもらうことによって、新たな交流が始まります。

❸被爆者の証言を聴き展示を見て学んだことを、絵に描いたり、紙芝居やアニメにしたり、童話や小説にすることもできます。
会館見学後旭川の小学生が作った壁新聞
会館見学後旭川の小学生が作った壁新聞
(2016.8.6付)


【つながる】

❶学んだことを語り合い、作品を発表する場をつくる
【見る・読む】【聴く】【話す・表現する】の項で学んできたことを、仲間と語り合ってみましょう。そのための場をつくりましょう。きっと同じ思いの人たちがいるに違いありません。またさまざまな表現や作品をSNSなどで発信するほか、展示会を開いて多くの人に見てもらうことも大事です。

❷原爆展を開催する
被爆した瓦、原爆パネルなどを貸し出します。ギャラリーや店舗、貸会議室などのスペースさえあれば誰でも展示会を開催することができます。また被爆証言と組み合わせて実施することもできます。
→事前にご相談下さい。

❸署名をする
一人ひとりの力は小さくても、それが集まれば大きな力になります。核兵器禁止条約(発効するまでもう少し)を生み出した力は被爆者の思いを受け止めた世界の一人ひとりの力です。いま世界で取り組まれているヒバクシャ国際署名に署名したり、署名を呼びかけたりすることは誰にでもできます。
→ヒバクシャ国際署名/ヒバクシャ国際署名を進める北海道民の会
ピースウェーブ
ピースウェーブ(2020.8.7)
❹被爆二世プラスの会に入会する
被爆者の思いを自らのこととして受けとめ、核兵器のない世界を築くために、2017年被爆二世プラスの会北海道が誕生しました。被爆二世と非被爆者、そして被爆者も加わって結成されました。皆さんも入会しできることに取り組んでみませんか。
→二世プラスの会のページ
 
一般社団法人 北海道被爆者協会
北海道ノーモア・ヒバクシャ会館
〒003-0029 札幌市白石区平和通17丁目北6-7
電話・FAX 011-866-9545
お問い合わせメールフォーム
■開館日  毎週日・月・火の3日間 ただし祝日は休み
ただし、団体または5名以上のグループでの見学を希望される方は、通常の開館日以外でもご相談に応じます。
■開館時間 10:00~14:00
■2025年4月1日より
ノーモア・ヒバクシャ会館は学校法人北星学園の管理運営となりますが、当分の間現行通り開館致します。
被爆者による語り部、会館展示物の説明等は新しくできる北海道被爆者連絡センターが窓口となって対応します。
※電話・FAX、メール、ホームページは北海道被爆者協会のものを引き継ぎます。
■入場料  無料
■アクセス方法
・JR千歳線:普通電車で平和駅下車・長い歩道橋を右へ、出口の前
・タクシー:地下鉄東西線南郷18丁目駅より約5分
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